泥舟だより

2019 / 02 / 17  09:25

「占いは三千年のビッグデーター」(千葉 ぺんぎん)

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タイトルの「占いは三千年のビッグデータ」は、ある日の朝刊の川柳欄で目にしたものです。占いはエビデンス(科学的根拠)が希薄な、非科学的迷信・俗信(superstition)と切り捨てる方も多いのですが、あらゆるシーンで、日本の基層文化に根ざした、生活科学として定着しています。

四季折々の季節催事をはじめ、地域ごとの祭りや生活習慣、二十四節季・七十二候や雑節、懐石料理やおせち、おとぎ話の組み立てまで、東洋運勢学のベースである「陰陽五行論」が息づいていますが、核家族化の進展で、これら日本の基層文化を伝える担い手が消えつつあります。

 これらの風潮の中で、最近手にした書籍「スピリチュアル市場の研究」(東洋経済新報社刊)によると、日本人で霊魂を信じる人が50,1%、神を信じる人が35%、死後の世界を信じる人が31,6%、というデータが紹介されていました。科学万能社会が蔓延していますが、私の運勢学教室には大学で物理を学んだ、理系の人が少なくありません。中には東大で物理を学び、国立大学の理学部教授のキャリアをもつ碩学もおられます。

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臨床現場で、易の卦を用いたことでも知られる、スイスの心理学者・カール・G・ユングが、新しい概念として提唱した「共時性」理論(シンクロニシティ・意味のある偶然の一致)は、易の卦から閃いたものです。コンピュータの基礎理論(二進法)を編み出した、ドイツの哲学者で数学者のライプニッツは、易の六十四卦が完璧な二進法であることに驚愕したと伝えられています。

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 地球的規模でカオスの時代を迎えた今、因果律(結果には必ず原因がある)だけでは解けない問題が山積しています。人生100年時代を享受するためには、自分自身の運の周期を知り、適宜適時に柔軟に対応する姿勢が求められます。生年月日や両親など、宿命は変えることは叶いませんが、運勢は自分で創るものです。食わず嫌いを改めて、三千年の歴史に裏打ちされた、東洋運勢学の知恵を習得されることをお勧めします。